引き剥がし用ストリップのすばやい貼り付け

梱包材、封筒、紙器製造業やオンライン小売業の方なら、郵送用梱包材に引き剥がし用ストリップが付いていると、ストレスなく開けられて、梱包材の持続可能性が向上することをご存じでしょう。きれいに開封した郵送用梱包材は返送に適しているからです。ロバテックの接着剤塗布ソリューションを使うと、200 m/minの速度で引き剥がし用ストリップを段ボール箱や紙、プラスチック上に貼り付けることができます。このシステムソリューションは、粘着ストリップの貼り付けソリューションと簡単に組み合わせることができます。

郵送用梱包材や宅配袋に引き剥がし用ストリップを使うと、オンラインの顧客にとっては同時にいくつかのメリットがあります：

顧客はパッケージを簡単に手で開けられます。中身が早く見たくて、はさみを探す必要もないので、手間がかかりません。
引き剥がし用ストリップが支持材を補強し、場合によってはミシン目も補強しているので、パッケージを開くときに汚くなってしまうこともなく、顧客は同じパッケージを返送にも使用することができます。こうして、eコマースにおける持続可能性が向上します。
粘着ストリップと組み合わせると、接着テープを使わなくても済むので、オンラインの顧客が返送への時間を節約することにもなります。

接着済みの引き剥がし用ストリップだと問題になることがあります。支持材に引き剥がし用ストリップを高い信頼性で接着するためには、貼り付け速度をおよそ140 ～ 120 m/min、あるいはそれ以下に抑える必要があります。接着済みの引き剥がし用ストリップは最長20 kmでロールを使用することになっています。

一方、ホットメルトの直接塗布では、200 m/minの生産速度が可能です。その際、重要なのが貼り付けプロセスに使用される支持材です：

段ボールの梱包材と封筒の場合は、引き剥がし用ストリップの幅に応じて、コーティング塗布ヘッドは約3.5 mmの幅のホットメルトの筋を支持材に直接塗布します。その後で、PSAホットメルトの筋に、貼り付け機械（パートナー企業製）が正確に引き剥がし用ストリップを貼り付けます。
プラスチック製の宅配袋が支持材の場合は熱に弱いので、コーティングヘッドで接着剤を直接、ロールの引き剥がし用ストリップシリコンペーパーに塗布します。塗布は断続的に高精度で行われます。その後で、接着剤の付いた引き剥がし用ストリップをアプリケーターがプラスチックに貼り付けます。プラスチックは、引き剥がし用ストリップの接着剤が付いていない箇所で正確にカットされます。こうして、切断工具には接着剤がつきません。

接着剤の付いていない引き剥がし用ストリップのロールは、最長で30 kmあります。したがって、ロール交換のために機械を停止することは、接着済みの引き剥がし用ストリップよりも少なくて済みます

断続的な接着剤塗布では、塗布の精度が特に重要です。接着剤が糸を引くと不良品が出たり、機械のダウンタイムにつながるおそれがあるからです。コーティングヘッドVivo 18は、マイナス方向に閉じる吐出エレメントと基板に対してフレキシブルに調整可能な塗布角度により、きれいなカットアウトを実現します。

マスクをすばやく交換できるので、引き剥がし用ストリップの幅に応じて、接着剤の塗布幅も適応できます。そのほか、マスクは正確でシャープな輪郭の実現にも役立っています。粘着ストリップ用貼り付けシステムと組み合わせると、コーティングヘッドVivo 18が両方の用途に使えるので、交換部品の保管が大幅に簡単になります。