ビード塗布・ドット塗布に適切なホットメルト塗布ノズルを使用していますか?

10. 11月 2023 2 min.

ビルギット・ヘルシャー＝リングア（マーケティングエディター）

ホットメルト塗布ノズルは、ポンプ圧力とともに、製品に塗布される接着剤の量を規定します。そのため、運用コストや、製品の信頼性、正確な接着の可否にも影響します。このブログ記事では、適切な塗布ノズルの選択に関するルール、塗布ノズルの交換時注意すべき点等をお伝えします。

ロバテックのビード・ドット塗布用ホットメルトノズルを備えた4つのジェッティングエレメント

接着剤塗布ノズルは、ジェッティングエレメントに取り付けられる不可欠な構成要素です。ノズルはねじ止めで簡単に交換することができます。それでは、このブログ記事の主題に入ります。

適切なビードノズル選択のための重要な基準

製品またはフォーマット毎に接着剤塗布の品質要件は異なります。たとえば、チョコレートの一次包装の接着には、糸を引くことなく正確に剥離することを可能にするため、小さな接着剤ドットが必要とされます。段ボール箱製の運送用梱包は、全く違うものになります。この場合、反発力が高くてもカートンを確実に閉じるために、ミリメートル単位の厚さ、長いビードが求められます。剥離品質は副次的な役割を果たします。

一次包装は、例えば、キャンディー、チューインガム、チョコレートバー、チョコレート、麺類、さらにはシックスパックに使用されます。接着剤塗布は精密できれいでなければなりません。 一次包装にはクリーンカットを可能にする接着ノズルが必要です。

接着剤を塗布する際に、塗布ノズルの以下のパラメータが重要な役割を果たします。

ビードまたはドットごとの接着剤の量
クリーンなカット性

ノズルの直径と形状、およびチャネルの長さの相互作用は複雑です。しかし、以下のルールはあなたの助けになります。

✔ ノズル径が小さいほど、接着剤の塗布量が少なくなり、接着剤のカット性がより正確になります。

✔ ノズルの形状による熱伝導性が向上し、ノズルチャネルが短ければ短いほど、接着剤がきれいにカットできます。

✔ チャネルの長さにより、製品に対してジェッティングヘッドを配置する距離が決まります。

接着剤塗布ノズルは高温の接着剤塗布を塗布した場合の品質に影響を与えます。 ノズル296 Diamond は、292および296よりも優れた熱伝導性を備えています。

ホットメルト接着剤はノズルの選択にどのような役割を果たしますか?

ホットメルト接着剤は、多くの点で異なります。塗布ノズルの選定では、特に接着剤の粘度と温度特性が重要です。以下が重要です。

✔ 粘度が高いほど、ホットメルト接着剤が炭化しやすくなるほど、ノズル径は大きくなければなりません。

より大きなノズルは、すぐには詰まらないという利点を有します。しかし、接着剤の塗布量が多くなります。段ボール、マットレス、木材を接着するための便利な設定。

フェルト接着用ホットメルトビード塗布に使用するロバテックの塗布ヘッドDuero。 マットレスの接着工程で使用される大口径の塗布ノズル

ただし、一次パッケージの接着など高精度な用途では、小さなノズル径を選択する必要があります。したがって、この場合、メタロセン系ホットメルト接着剤などの高品質のホットメルトを使用する必要があります。これらは非常にクリーンで信頼性の高い剥離挙動を有します。小径のノズルは、長く清潔に保たれます。これは熱安定性の低い接着剤ではありえないことです。

塗布ヘッドVoltaは、異なる直径の296塗布ノズルで動作します。 小さなビードまたはドットの接着剤塗布には、ノズルの詰まりを避けるために、高品質のホットメルト接着剤を使用する必要があります。

間違った塗布ノズルが取り付けられたらどうなりますか?

ほとんどの場合、糸引き、塗布量の過多または過少による品質問題が発生します。接着剤の塗布量が少なければ接着力が不足し、欠陥品が生じることは明らかです。しかし、過剰な接着剤塗布も接着の信頼性性を脅かします。なぜなら、接着剤の量が多いと、接着までの時間が長くなるからです。したがって、接着剤には、2つの材料間に十分な接着力をもたらすための時間が必要です。ノズル径、接着剤塗布量、開放時間、圧着時間が最適に調整されません。全体として、欠陥品と接着剤の両方がコスト要因であるため、経営コストに悪影響を及ぼすシナリオがあります。

ホットメルト塗布ノズルの交換エラーを回避する方法

クリーンな交換部品を維持することにより、手間を省くことができます。ここで最も重要なヒント：

ノズルタイプ毎に十分な交換用ノズルを在庫に保管してください。
どのノズルタイプがどの塗布ヘッドに取り付けられているかを記録します。生産ライン上の位置に応じて、同じ塗布ヘッドに異なるノズルを取り付けることができます。例えば、段ボールの側面やカバーの接着には、様々なノズル径が使用されます。
生産ラインにフォーマット変更はありますか? その場合、どのノズルタイプがどのフォーマットに使用されているかを記録します。

そして、ついでにもう一つのヒント：詰まったノズルを回収し、1回の作業で一緒に清掃し、次に交換部品の在庫を補充します。掃除の仕方は、こちらを参照してください。

ビルギット・ヘルシャー＝リングア（マーケティングエディター）

ビルギット・ヘルシャー＝リングアはスイス、ムリのロバテック本社でマーケティングエディターを務めています。接着剤塗布システムおよびロバテックについての記事を書いており、オンラインまたは印刷物として発表されています。ロバテックのブログではお客様の立場から考え、ロバテックのとっておき情報を紹介しています。

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