紙や段ボールには、粘着系接着剤と引き剥がし用テープの両方をインライン接着剤塗布で包装材料に直接接着することができます。しかしフィルム製の郵送袋は通常、包装材が十分な耐熱性を備えていないため、それを利用することは不可能です。そのため、製造工程で、シリコーン紙片(または耐熱プラスチックテープ)に接着剤を塗布し、熱が冷めてから郵送袋に接着されます。以下がホットメルト接着剤を使用する理由です:
接着剤の塗布されたシリコン帯テープが高価であることは事実です。シリコンリリースライナーの生産数が増えれば増えるほど、これらのコストは増えていきます。ホットメルト接着剤と接着剤不塗布のシリコンペーパー使用の方が、ランニングコストが大幅に削減されます。しかし、シリコンテープアプリケータを備えた最新のホットメルト接着剤塗布システムの投資コストは、当然ながら単なるテープ用アプリケータよりも大幅に高くなります。しかしです。より大きな処理能力をお持ちの方、あるいは目指している方には、十分投資の価値のあるコストです。何しろ、Eコマースは成長市場ですから。
フィルム製郵送袋の生産効率には、2つの要素が影響します。機械速度と機械停止回数です。インラインでの接着剤塗布を使用すれば、設備が許す限り、より高速な生産が可能です。また、接着剤の付いていないシリコーンペーパーのロールは、接着剤付きのものに比べてはるかに長いので、ロールの交換回数を減らすことができます。また、接着剤塗布システムは、フォーマットの変更も非常に簡単です。パネルヘッドのノズルのマスクを交換、コントロールユニットに新しいフォーマットを入力するだけです。
インライン接着されたシリコンリリースライナーは、接着剤の無駄を出さずに、確実に閉じることが可能です。接着剤塗布装置の塗布量調整機能により、接着剤の塗布重量を製品のに合わせて柔軟に変更することが可能なためです。顧客であるカナダの Fen-Tech 社は、何年も前からこのシステムをうまく使用しているようです。
Eコマースにおけるお客様の利便性という点でも、直貼りタイプのシリコンリリースライナーは優れていました。あらかじ粘着剤の付いたテープに比べ、こちらのシリコンペーパーは粘着剤の塗布部分より出っ張っているため、扱いやすくなっています。エンドユーザーにとって決定的なアドバンテージとなります。
生産方法の変更をお考えですか?しかしすぐに全システムをリニューアルするに抵抗がおありですか>。いい知らせがあります。接着剤直接塗布のメリットを受けるのに新しい装置は必要ありません。接着剤塗布装置とシリコーンペーパーディスペンサーのスペースがあれば、どのようなシステムにも転用可能です。当社の担当者にご相談ください。