ポケットコイルコアを製造する際には、コイルスプリングを互いに連結された布袋に一つずつ詰めます。このようにして出来上がったポケットコイル列は裁断され、他の列と接着されてマットレスコアになります。この作業は、側面のスポット接着、カバー層接着またはその両方を組み合わせて行うことができます。ホットメルト塗布の選択はポケットコイルコアの弾力性に影響するため、マットレスの品質にも大きく影響します。
ポケットコイルにホットメルトを塗布する接着剤塗布システムは、基本的にホットメルトアプリケーター、ホットメルトホース、1つまたは2つの塗布ヘッドで構成されています。様々な高さのポケットコイルに接着剤を塗布するには、複数の吐出部と塗布ノズルを備えた塗布ヘッドが必要です。接着剤塗布の柔軟性は、特に以下の2つの特徴によって実現されます:
1つ目は吐出部の個別制御です。これにより、例えばカバー層接着のみが必要な場合など、個々の塗布ノズルをオンまたはオフに切り替えることができます。個別制御によって塗布タイプも選択することもできます。ポケットコイル列の側面接着には接着剤を節約できる間欠ビード塗布を、あるいはカバー層接着には連続ビード塗布を選択します。
2つ目は角度付きノズルです。このタイプの塗布ノズルは、塗布角度をポケットコイルの各高さに合わせて設定することができます。レンチは一本で十分です。
ヒント:コイルが布袋に触れる箇所に接着剤が塗布されるよう、塗布角度を選んでください。 これで適切な接触圧になり、確実に接着されます。
さらにフレキシブルなのは、塗布ヘッドが2つあることです。この構成は、様々な高さのポケットコイル列を接着するマットレスメーカーにとって特に有利です。2つの塗布ヘッド間の距離は簡単に素早く変更できます。そのため、高さ調整の幅が広がります。
ホットメルトシステムは塗布ノズルを個別に制御し、接着剤塗布角度を簡単に設定でき、高さを柔軟に調整できるため、ポケットコイルコアのあらゆる高さに十分対応できます。適切な塗布ヘッドの選択と必要な吐出部の数は、機械速度とポケットコイルの高さによって異なります。ロバテックの吐出ヘッド AX Diamond、SX Diamond、SX 1S Diamond LongLifeはポケットコイルの接着に必要なニーズをすべてカバーします。
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