継目が見えないエッジ部分接着

エッジ部分の接着では接着が長持ちするかどうかだけでなく、見栄えが美しいかどうかも非常に重要です。この場合、品質の目安となるのが、「見た目の継目ゼロ」、すなわちエッジに接着の継目が見えないことです。ロバテックの接着剤塗布ソリューションはこの品質基準を達成します。しかも操作と維持が効率的にできるので、ローラー塗布システムに比べてはるかにコストが節約できます。

木材加工では、表面のラミネート加工、プロフィルラミネート、エッジ部分の接着で最高の品質と経済的なプロセスが求められます。プレートやエッジ部分の材料は種類が様々で、しかも様々な種類の接着剤が使用されるので、フレキシブルで効率的なソリューションが必要になります。その上、最近ではデジタル化が進む傾向にあるので、装置のオートメーション化や使用するテクノロジー、ソフトウェアにも影響を及ぼします。

「見た目の継目ゼロ」の品質基準に達するために、台所や浴室、ラボの家具のエッジ部分の接着ではしばしばPURホットメルト接着剤が使われています。EVAホットメルト接着剤と比べてPURホットメルト接着剤は温度、水、化学物質に対する耐性があります。そのため、塗布量が少なくても、強力に接着し長持ちします。したがって接着剤の塗布を最小限に減らし、コストを下げることが可能です。

従来よりエッジ部分の接着はローラー塗布システムを使って行われます。いわゆるオープンシステムは、接着剤を溶融し、プールに充填するためのプレメルターと、接着剤を支持材に塗布するローラーから構成されています。これに代わる方法として、現在ではホットメルトアプリケーターとワイドスリットノズルヘッドから成る密閉システムが使用されています。塗布品質、コスト最適化、効率性に関して密閉型システムは優れています。

EVA、ポリオレフィン、PURのいずれの種類の接着剤を使う場合でも、プレメルターでプールの充填を行う場合、あるいは総合的なノズルシステムが必要な場合でも、ロバテックは最適なソリューションを提供いたします。ロバテックの接着剤メルターは豊富なインターフェースを備え、ホスト機に接続したり、既存のシステムに統合したりできます。

スリットノズルを使ったエッジ部分の接着の場合、中密度繊維板、合板、コーティング処理されたパーティクルボードやチップボード、そしてキッチンボードなどの材料の覆われていない側にホットメルト接着剤を塗布します。所望の接着剤塗布幅は自動または手動で調整できます。塗布後、それぞれプレート材料の種類ごとにPVC、ABS、アクリル、ミラミン、木材、突板のエッジストリップが糊付けしたエッジ部分にプレスされます。多孔性のプレートでは、まずエッジのシーリングのためのコーティング材を塗布します。滑らかな表面ができあがるので、続けてエッジ部分の接着を行い、見た目の継目ゼロの状態を簡単に実現します。

密閉型ノズルシステムによって接着剤の量を正確に調整でき、高い再現精度で塗布できます。これにより接着剤の消費量を最小限に減らし、ローラーシステムに比べて大幅な節約を達成します。さらにクリーニング時間が短く、接着剤や塗料をすばやく交換できるので、効率性が向上し、操作が簡単になります。プレス式のフックが付いたコーティング塗布ヘッドのスイベル式ホルダーにより、すばやく設定し、フレキシブルに位置合わせし、プレス力を調整できます。同じコーティング塗布ヘッドのスイベル式懸架システムにより、プレス力を簡単に設定し、コーティングノズルをワークピースにフレキシブルに位置合わせできます。最適に位置合わせし、接着剤量を制御し、接着剤が戻るシステムなので、きれいなカットアウトの高精度の接着を達成し、見た目の継目がない高品質のエッジ部分接着を実現します。